当サイトの思い

当サイトWoof(ウーフ)は“ペット業界の悪しき習慣には染まらず、悪い意味で古い体質の『犬屋』とは一線を画す”という志の下、2001年6月にオープン致しました。

そんなWoof(ウーフ)が運営する当サイトがお迎え頂く子犬を決める際に最も大切と考える点は“ブリーダーさんの質”

「ブリーダーさんの質を重視するということは、有名なショーブリーダーさんのもとで生まれた子犬ってこと…?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私どもでは賞歴や名声よりもブリーディングに対する姿勢(=犬質の向上を心掛けているかどうか)やお人柄(=愛犬家であるかどうか)といった点がブリーダーさんの資質として大切な要素と考えます。

「ブリーダーさんってみんな犬が大好きな愛犬家さんなんでしょ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら決してそうとは言えません。

むしろ犬好きでないにも関わらず、ビジネスライクにブリーダー業を営んでいる方が多いくらいです…。

一般の愛犬家さんがお手頃な価格帯で入手出来る子犬の多くは『ペットタイプ』と呼ばれています。

そのペットタイプと呼ばれる子犬たちを世間ではひとくくりに考える傾向がありますが、私どもは決してそうとは考えておりません。

もちろん、尊い命を持って生まれて来たという意味ではどの子犬も同じなのですが、その子犬を生ませる側(ブリーダー)の考え方には大きな開きがあるのです。

ここで当サイトが重視している『ブリーダーさんの質』が意味を成してきます。

まるで野菜を栽培するかのように流行りの犬種の子犬をより多く生ませることを最優先し、生まれた順に子犬を市場(いちば)へ売りに出すような繁殖屋(いわゆるパピーミル)が存在しますが、当サイトではそういった大量生産型のブリーダーとは協力関係を絶っております

『市場』とは業者(おもにペットショップさん)向けのペットオークション(競り市)で、基本的にノークレーム・ノーリターン。

当然、買い手であるペットショップさんに対するアフターフォローなど要りませんので、繁殖屋にとってはこんなに“おいしい販売ルート”は他にありません。

そんな市場へ当たり前のように子犬を卸す繁殖屋が生ませた子犬と、何よりもまず子犬のことを第一に考える愛犬家ブリーダーのもとで生まれた子犬の違いを想像してみてください。

飼育環境、子犬に対する思い入れ、ブリーディングに対する考え方(ポリシー)、etc…、ちょっと考えただけでも違いは明白ですよね。

近年は「子犬は親犬や兄妹犬とより長い期間を過ごさせるべき」といった考え方が浸透しつつありますが、ペットとして飼われる子犬はむしろそれ以上に「幼犬時から人間の愛情をたっぷり受けて育つこと」が大切なのです。

実際に一般家庭環境で大きな愛情を受けて育った子犬は素直で人懐っこい子が多く、飼育過程における問題行動が少ない(=しつけ易い)というメリットがあります。

また、日頃から愛犬の体調管理に気を配っているブリーダーさんが飼育するワンちゃんは健康的で元気な子が多いように、子犬が生まれ育つ環境(=ブリーダーさんの質)もその子犬の将来に非常に大きく影響してくるのです。

実際のところかつては“パピーミル”とまではいかなくとも大量生産型に近いブリーダーさんとのお付き合いがあった時期もあり、その頃は健康面で何らかの問題のある子が度々見受けられたのですが、そういったブリーダーさんとの関係を絶ってからはそれらの問題がビックリするくらい激減しました

そういった観点から、当サイトでは同じペットタイプの子犬でも、手間隙かけながら子犬により多くの愛情を注いでくれる一般家庭環境で生まれた(個人ブリーダーさんの)子犬をおすすめしております。

さらに「ごく普通のペットタイプよりもワンランク上の子犬が欲しいんだけど…」というお客様には犬質向上に向けて日々努力されているプロフェッショナルでこだわりのあるブリーダーさんの子犬も良いでしょう。

私どもは経験を積んだ専業ブリーダーであってもそのすべてがプロフェッショナルだとは考えておりません。

むしろそういった経験の長い専業ブリーダーの方が悪い意味での『犬屋』と化していたりします…。

私どもが考える真のプロフェッショナルなブリーダーとは、まず愛犬家であることが大前提であり、なおかつ取り扱い犬種を一定の犬種に絞って犬質向上に向けて力を注いでいる特定犬種の専門ブリーダーさんやショーブリーダーさんです。

そんなごくあたり前の考え方でブリーダーさんとのお付き合いを続けてきた結果、当サイトには大切に子犬を育ててくださる良心的な愛犬家ブリーダーさんや特定の犬種にこだわってその理想とする姿を追求する真面目なブリーダーさんだけが残りました

正直言って「そこまで過保護に育てなくても…」と感じてしまうようなブリーダーさんもいます…。

「アタシはブリーダーじゃないんだよ、愛犬家なんだよ!」と言い張るブリーダーさんもいます…。

手塩にかけて育てた子犬のことが心配になって、子犬をお引き渡しした翌日に新しい飼い主さんのお宅を訪ねてしまったブリーダーさんもいます…。

古い考え方のペット業界関係者がこんなブリーダーさんがいると聞いたら「そんなヤツはブリーダーとは言わないよ…」と笑い飛ばすことでしょう。

しかしながら、私どもはそういった生命に対して真面目で、ある意味常識外れなブリーダーさんをこれからも支持していきたい所存です。

そしてもうひとつ、これから飼い主となるみなさんが生命に対して無責任なパピーミルが生ませた子犬を迎えない(購入しない)ことの積み重ねが結果的に不幸な子犬の減少に繋がり、なおかつ日本のペット事情をさらに良い方向へ向かわせるキッカケとなることも気に留めておいて頂きたいところです。

こだわり

当サイトがご紹介する子犬はすべてお迎え直前までブリーダーさんのお宅で過ごしておりますので、子犬見学の際には兄妹犬たちと無邪気に過ごす様子もご覧になれます

時々「子犬の見学は出来ますか?」というご質問を頂くことがありますが、私どもでは子犬をお迎え頂く際に子犬見学は欠かせないと考えております。

そもそも、動物愛護法の改正により子犬を迎える際には実物を確認することが義務化(2013年9月より適用)されたこともあるため、国内で子犬を購入する際には販売者が誰であろうと(個人の繁殖家であろうと)子犬見学が必須となってきます。

子犬見学が義務化された背景にはおもに子犬見学が出来ない(いわゆる通販形式の)インターネット販売業者によるトラブルや、その犬種の特性をじゅうぶん理解せぬまま安易に子犬を購入して成長後に飼いきれなくなってしまう飼い主さんが目だったことなどが挙げられますが、もともと子犬見学を重視した対面販売スタイルを推奨してきた私どもとしては「ペットを迎える際の本来あるべく姿にようやく一歩前進したのかな…」と感じている次第です。

ご紹介する子犬たち

当サイトで飼い主さんを募集する子犬たちは当店店長と長年のお付き合いがあるブリーダーさん(一部のスポット情報を除く)からの依頼を受けて掲載しているものがほとんどです。

そのため、掲載情報とは別にお客様のご希望条件(犬種、性別、毛色、予算など)に該当する子犬をお探ししてご紹介するといったサービスは行っておりませんのでご了承ください。

各ブリーダーさんには当サイトに子犬情報を掲載する際に欠点有無の申告を義務付けており、もし欠点が見られる場合にはその詳細を告知し、子犬見学の段階で欠点が発覚するということは極力起こらぬよう努めております。

また、ペットショップの子犬たちと違ってお迎えの直前までブリーダー宅で兄妹犬たちとノビノビと過ごすことが出来るため、環境変化によるストレスを最小限に抑えられるというメリットもあり、まさにこれこそが子犬の視点から見ても優しい迎え方なのです。