イングリッシュスプリンガースパニエル
English Springer Spaniel

基本データ

【犬種名】

イングリッシュスプリンガースパニエル

【原産国】

イギリス

【体高】

51cm前後

【体重】

22kg前後

【おもな毛色】

レバー＆ホワイト^※、ホワイト＆リバー^※、ブラック＆ホワイト
※レバー（リバー）はチョコレート色のこと

【特徴】

鳥猟犬。もともとは大型のイングリッシュコッカースパニエルとされていましたが、19世紀の末頃に別犬種として分類されました。基本的には友好的で従順な犬種ですが、ショードッグ系のスプリンガーには攻撃的な要素（人間で例えると突然キレるタイプ）を持ち合わせた子が存在するとも言われておりますので、いざという時のために主従関係を明確にしてしっかりと服従訓練をしておく必要があります。

犬種名の通り、独特の歩様は大胆で弾むスプリングを思わせます。また、脚が長めなので動作もスピーディー。運動量はかなり必要なので、毎日のお散歩程度では当然満足してくれません。特別長く時間を取る必要はありませんので、ある程度の広さがあるスペースで思いっきり自由運動をさせてあげるくらいが理想ですね。

同じイングリッシュスプリンガースパニエルでも、ショードッグ系とフィールド系の２タイプに分けられ、容姿・性質ともにかなりの違いがあります。

まず、ショードッグ系は日本で一般的とされるタイプで、恐らく日本で飼育されているスプリンガーのほぼすべてはこのショードッグ系です。もともとスプリンガーはイギリスで鳥猟犬としての仕事を与えられていた犬種でしたが、猟犬としての性能よりも外観を重視した観賞用として改良されたのが現在のショードッグ系スプリンガーです。

一方、フィールド系はこの犬種本来の姿であり、猟犬としての性能を退化させずに受け継がせてきたタイプ。日本では非常に希少なタイプで、見た目は毛がやや短めでショードッグ系スプリンガーのような華やかさはありませんが、主人（飼い主）に対する従順さはショードッグ系以上のものがあります。体型は人間に例えると陸上選手などに見られるアスリート体型で、ショードッグ系よりも細身体型でやや小ぶりサイズです。単なるペットとしてだけではなく、ワンちゃんと一緒に運動を楽しみたいという考えの飼い主さんでしたら、フィールド系を選んでみるとまた違った楽しみが発見できるかもしれません。